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◎郷ノ浦上陸から黒崎半島・湯ノ本温泉へ。
郷ノ浦港にレンタカーの事務所はありませんので福岡から、又は船内から予約して港に配車してもらいます。軽で半日5,000円、普通車で6,000円ぐらいです。
郷ノ浦に泊まりを決めて荷物を置いて観光に出かけるなら、港から5分歩いた左にマリーナホテルがオススメ。ルームチャージ、シングルで5,800円夕食なしです。朝食は700円だったかな?お魚目当てで宴会希望でなければキレイで新しいホテルですから人気があります。
さて、配車されたレンタカーに乗り込んで湯ノ本を目指しましょう。
最初の信号は郵便局前、次が本町。ここを右折します。郷ノ浦のメインストリートです。とは言っても、島のことですからささやかなもの。島内観光の定期バスや路線バスがここから発着します。初めて一支國を観光するなら定期観光バスが主要スポットを廻りますので無駄がないかもね。午前コースで1,500円ぐらい、午後コースで2,500円、一周(全日)で5,500円ぐらいでした。全日コースは昼食付きです。
本町からずっと上り坂です。2・3分走ると「八畑」の信号。三叉路です。右は石田へ、壱岐交通本社バスセンターとその向こうにウニハウス、岳の辻へと続きます。左は湯ノ本・勝本方面。今回は更に上り坂を進んで勝本方面へ。坂の頂上に信号があります。ここも三叉路で、右は芦辺へつづきます。坂を下って国道382号を進みます。直進すれば20分で勝本港です。今回は湯ノ本泊の予定ですから、もうすぐ左折します。
前方に信号。左角にシューズショップ、ここを曲がりましょう。「柳田」の信号です。
ここから県道59号線。田舎の県道とはいえ、道幅が多少せまいだけできれいに舗装してあります。灌木と畑と田舎の風景が続いて10分程度で横内。ここから左にそれると小牧崎という草原の岬に行きます。横内の新道を抜けると前方林の向こうに海。下り阪が続いてその最後は鋭角な右ヘアピンカーブ。下り坂にヘアピンはきついな!なんて思ってると猿岩には行けません。ヘアピンの一番きついところから反転するように左折します。スピードは落としておかなくっちゃ!
道なりに進むと途中「出会いの村」の案内板。ロッジ、キャンプなど宿泊のほか、いろんな体験コーナーが用意されています。人気はシーカヤック。未経験者でも意外と短時間で一人で乗れるようになるそうです。無人島や断崖をすり抜けて壱岐の海を楽しんでください。北限とされる珊瑚礁もカヤックで行けばすぐ真上からみられるようです。
ここから近道で猿岩。でも草原の端に大きな岩が見えるだけ。実は猿岩は見るべきポイントがあって、別の角度ではただの岩。見るべきポイントは猿岩駐車場。ね、ほら、猿でしょう。大きな猿が上半身を海から出して、東シナ海の彼方に向かって吠えています。ビッグコミックスピリッツの「奈緒子」を愛読されているならこのシーンはお馴染みでしょう。波切島、波切高校陸上部の舞台は壱岐なんですね。「猿岩に向かってはしれ!風になれ!」なんてせりふと懸命に走る選手のバックに猿岩が大きく描かれたりしていましたね。
でももう何千年こうして岩にされたまま動けないでいるんでしょう。魔王に呪文をかけられて岩にされてしまった大猿。ギボさんかミスターマリックならこの呪文が解けるかもしれない。ギボさんはいなくなっちゃったし、残る希望はミスターマリック先生様。ハンドパワーで、ある日突然猿の目が光る。体を覆っている岩石の鎧がパラパラと崩れ始め、やがて大きく崩れ落ちる。大猿は海から立ち上がり数千年の眠りから覚めた雄叫びを挙げる、「うっふ〜ん」ってか!
漫画の見過ぎですね。猿岩のそばに東洋一の砲台跡。壱岐近海の防衛にどでかい大砲を据える計画が進んでいましたが終戦で中止。台座部分が残っています。
黒崎半島をヘアピンまで戻って穏やかな湯ノ本湾の一番奥を進みます。左に大小の小島や浅瀬が見えたら、湯の本温泉郷も間近です。
神功皇后の産湯伝説もある千年もの間涸れることなく湧き続ける赤湯。温泉郷と言って長い間小さな温泉旅館が数軒あっただけです。国民宿舎ができて、サンドームができて、100名収容の旅館「いさな」ができて、やっと団体も受け入れができるようになりました。逆を言えば、それだけひなびた漁村の温泉なんです。赤湯は鉄分が多く硫黄の臭いで塩味が効いてます。昔は一度使うと白いタオルも薄茶色に染まっていました。最近はろ過している湯もあるようです。
キキメは特に皮膚病、傷のたぐい。先日庭の木をいじっていたら、知らぬ間に毛虫に刺されていたようで、人差し指の付け根が腫れていました。痛痒さが抜けないまま壱岐に渡って久しぶりに温泉に入りましたら、翌日は腫れも痒みもなくなっていました。こんなに効くんかい!と改めて天然温泉の威力に驚きました。
私のお薦めは虫さされを一夜で治したサンドームの露天風呂。漁村に似合わないモダンな造りで、一階は水着で入る温水プール。二階はジャグジーとサウナに露天風呂。この露天風呂から湯ノ本湾をながめて赤湯に浸かります。夏の夕暮れ、空と海を総天然色に染めながら夕陽場沈んでいく様は絶対のオススメシーン。(ほんとはこんなモダンな建物じゃなくって、木造の藁葺きみたいな造りがいいなあ。)
このシーンを狙って久しぶりに入浴しましたが、あいにくの薄曇りで、おぼろ月みたいな夕陽でした。毎回見られる訳じゃないので余計に見た〜い!!夕陽の写真も撮れずに残念!露天風呂に使って壮大なシーンに感動する湯ノ本の楽しみ、いかがでしょうか。
宿で夕食後の楽しみってないんですよ。ただひたすら温泉に入りましょう。嬉野や武雄温泉みたいな男性の楽しみも一切ありませんのでそっちの期待は抱かぬように。宿のユカタで下駄履きでひなびた家並を歩くか、海辺の散歩などで田舎の温泉の風情を楽しんでください。
さて、夜も更けてきました。最後にひとっ風呂浴びましょうか。
静かな漁村の温泉郷も眠りにつきます。見上げれば空に満天の星。
黒い海の彼方、水平線には無数の漁り火がきらめきます。
次は勝本浦から瀬戸・芦辺を廻ります。
今日のコースの店など
●勝本町観光協会 0920-42-2020 (観光資料・宿の紹介など)
●壱岐定期観光バス 0920-47-1161(予約・観光手配など)
●マリーナホテル 0920-47-0603(ビジネス・観光に人気のホテル、全洋室)
●壱岐出会いの村 0920-46-0789(宿泊・キャンプ。体験施設)
●サンドーム壱岐 0920-43-0170(入浴800円 宿泊はできません)
●国民宿舎壱岐島荘 0920-43-0124(一泊二食6,660円 和室のみ)
●壱岐交通レンタカー 0920-47-1156(予約・配車など)
●東和レンタカー 0920-47-1081(予約・配車など)
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